家具デザインと製作の「明日への可能性」 廃棄物から作られる家具製造の舞台裏【イベントレポート#2】

June 23, 2022

コペンハーゲンで年に一度開催のデザインイベント 「3 days of design」

2022年は6月15日~17日の3日間の開催となりました。


前回の Fredericia (フレデリシア)社のイベントレポート#1 に引き続き、


今回は サステナブルデザインの先駆的家具ブランド Mater社の
3 days of designのイベントレポートをご紹介。

SDGsで注目のデンマーク、人も社会も健康的に。


デンマークはSDGs達成度ランキングで世界2位の国で、
毎年上位にランクインし続けています。


サステナブルな暮らしへの関心が大きく、


今回のデンマーク滞在中も、デンマークに暮らす人々が

「エネルギーの無駄遣いをしない」ことへの意識を
ひときわ強く持っているように感じられました。

自家用車には乗らず、徒歩や自転車で移動をする。


家具を製造するときは、国内産の木材を仕入れ
海外からの輸送にかかるエネルギーを削減するといったように


ひとりひとりの取り組みが社会全体に浸透し、
クリーンで暮らしやすい環境になる好循環にあるように思います。

未来を見据えた「Mater」社のデザインプロセスの裏側


SDGsに積極的に取り組むデンマーク家具ブランドのひとつのMater (メーター)。

家具をつくる「素材」に注目し、3 days of designでは
毎年サステナブルで革新的な取り組みを紹介しています。

「コーヒーかす」を素材として生まれた bowl table

海洋廃棄物として問題の「漁業網」をアップサイクルして生まれた Ocean

Mater社は2006年の創業以来、サステナブルな生産メソッドの追求、開発を続けています。
こうした新しい素材は、長年の研究と開発の末、特許を取得しています。



こうしたサステナブルな家具は、家具の寿命が来て回収をされた後でも
新たな別の家具へと変容し、また世に出されるのです。




次世代に受け渡す、サステナブルな意識と選択


ライフスタイルの変化の中で、サステナブルな基準で
モノを選ぶという意識を持った人も増えています。

「家具を選ぶ」という消費行動においても、もちろん
環境負荷を軽減するような意識を取り入れることができます。

一般的な家具の耐久年数は8~15年。

それでもメンテナンスや生地の張替えをすれば、
さらにまた同じ年数だけ長く愛用できるモノも多くあります。

Mater社のような、サステナブルな素材から生まれた家具は
新たな別の家具に生まれ変わることが出来ます。


家具をつくるプロセスを通して、地球環境や社会貢献を積極的に行うブランドを支持し
こうしたブランドの製品を選ぶことは、

単なる「ライフスタイル」ではなく、「サステナブル・ライフスタイル」として
その取り組みから生まれる豊かさを次世代に受け渡すことが出来るのです。

COKUでは、こうしたSDGsや環境保全に積極的に取り組む MaterやPP Moblerをはじめとする
北欧・デンマーク家具を多数揃えております。

暮らしに身近な「家具」から、サステナブルな暮らしへ。

ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。


▽Materの商品一覧

https://www.coku-japan.com/brands/mater